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起動確認と初期設定

  

Blenderの起動を確認する

Blenderのインストール作業が完了しました。 しかし、インストールさえ完了すればBlenderが正常に動作するというわけではありません。

ここでは、Blenderが正常に起動するかどうかを確認します。 起動しなかった場合は、ドライバの更新等の作業を行います

起動確認

まずは、Blenderが起動するかどうかを確認します。 Windows版であればスタートメニューやデスクトップアイコンから、Linux版であればメニューや仮想ターミナルからBlenderを起動してください。

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上図のようにBlenderの起動に成功するとウィンドウとスプラッシュスクリーンが表示されます。 ウィンドウやスプラッシュスクリーンが表示されなかった場合は、以下を参考に対策を実施してください

失敗例1 - ビデオカード/ドライバがサポート外 -

ウィンドウが表示されず、"Unsupported Graphics Card or Driver"というメッセージが表示された場合は、Blenderの起動は失敗したことになります。

失敗例1 - ビデオカード/ドライバがサポート外 -
失敗例1 - ビデオカード/ドライバがサポート外 -

これは、搭載されているビデオカードがBlenderのサポート外である場合に表示されます。 ただし、ビデオカードはサポート対象でドライバが適切ではない場合にも発生します

搭載されているビデオカード用の最新ドライバをインストールしてください。 それでもエラーが発生する場合はビデオカードがサポート対象外ということであり、Blenderを利用することはできません

失敗例2 - Limited Platform Support -

ウィンドウが表示されず、"Limited Platform Support"というメッセージが表示された場合も、Blenderの起動は失敗したことになります。

失敗例2 - Limited Platform Support -
失敗例2 - Limited Platform Support -

これは、搭載されているビデオカードのドライバが要件を満たしていない場合に表示されます。 [Continue Anyway]ボタンを押して起動を継続することもできますが、おそらく正常に動作しません

搭載されているビデオカード用の最新ドライバをインストールしてください

Blenderの初期設定

Blenderが正常に起動したら、続いて初期設定を行います。

1. スプラッシュスクリーンが表示される
1. スプラッシュスクリーンが表示される

上図のように起動直後はウィンドウとスプラッシュスクリーンが表示されます。 Blenderでは、スプラッシュスクリーンで初期設定を行うことができます。 ここで初期設定を行っておきましょう

2. スプラッシュスクリーンの初期設定のための項目
2. スプラッシュスクリーンの初期設定のための項目

上図のようにスプラッシュスクリーンの下部には、Shortcuts・Select With・Spacebar・Themeの4つの項目があります。 以下を参考に、それぞれ設定してください。

  
 
Blender 2.9系からはLanguageという項目もあります。
Language 言語
※Blender 2.9系以降のみ
Shortcuts キーボードショートカット

※Blender → 標準
※Blender 27X → Blender 2.7系
※Industry Compatible → 業界標準
Select With 選択操作を左ボタン/右ボタンのどちらで行うか

※Left → 左ボタン
※Right → 右ボタン
Spacebar スペースキーの割り当て

※Play → アニメーションの再生/停止
※Tools → ポップアップツールバーを開く
※Search → 検索ダイアログを開く
Theme 外観のテーマ

※Blender Dark → ダークテーマ
※Blender Light → ライトテーマ
  
本ウェブサイトは標準設定であることを前提に執筆しています。 標準設定のままで進めることをおすすめします。

これらの項目を設定し、[Next]ボタンを押すことで初期設定が完了します。 なお、[Next]ボタンを押して次へ進むと、次回からはこの画面は表示されません

設定を終えてから[Next]ボタンを押しましょう

3. スプラッシュスクリーンの表示内容が切り替わる
3. スプラッシュスクリーンの表示内容が切り替わる

上図のようにスプラッシュスクリーンの表示内容が切り替わります。 なお、この画面は次回からも必ず表示されます

このスプラッシュスクリーンでは、テンプレートから新規ドキュメントを開く、最近利用したドキュメントを開く、マニュアルを参照する、というような操作が行えます。

なお、一般的にスプラッシュスクリーンはソフトウェアの起動が完了すれば消えます。 しかし、Blenderのスプラッシュスクリーンは自動では消えません。 スプラッシュスクリーンを消すには、スプラッシュスクリーン外をクリックします(またはキーボードのEnterキーを押します)。

  
スプラッシュスクリーン内の何もない場所(上部の街の画像の部分など)をマウスでクリックすることでもスプラッシュスクリーンを消すことができます。

では、スプラッシュスクリーン外をクリックするかキーボードのEnterキーを押して、スプラッシュスクリーンを消してください。

4. Blenderの起動直後の画面
4. Blenderの起動直後の画面

上図のようにスプラッシュスクリーンが消えてBlenderの画面全体を見渡せるようになりました。

  

Blenderの終了方法

では、せっかく起動したBlenderですが、ここで一度終了します。

1. File -> Quitを実行
1. File -> Quitを実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"File" -> "Quit"を実行します(またはキーボードのCTRL+Qを押します)。

2. メッセージ
2. メッセージ

上図のように 『Save changes to "XXXX" before closing?』 というタイトルのメッセージが表示されます。 変更を保存する場合は[Save]ボタンを、変更を破棄する場合は[Don't Save]ボタンを押します。

  
変更がファイルに保存済み(または未変更)である場合は何もメッセージが表示されないまま終了します。
  

まとめ

Blenderを起動すると、ウィンドウとスプラッシュスクリーンが表示されます。 スプラッシュスクリーンでは、初期設定を行うことができます。 また、スプラッシュスクリーンでは、テンプレートから新規ドキュメントを開く、最近利用したドキュメントを開く、マニュアルを参照する、というような操作も行えます。

スプラッシュスクリーンは、Enterキーを押すかスプラッシュスクリーン外をクリックして消すことができます。

Blenderは画面上部のプルダウンメニューの"File" -> "Quit"を実行することで、またはキーボードのCTRL+Qで終了します。

操作/コマンド 説明
(画面上部のプルダウンメニュー)
"File" -> "Quit"
Blenderを終了する
CTRL+Q Blenderを終了する
メニュー